人気漫画『鋼の錬金術師』通称ハガレンの続編が決定ということが話題になっています。
しかしよく調べてみると原作の続編ではなく、実写版の続編ということでした。
ハガレンの実写版の第一作は、主演は山田涼介さんで2017年12月1日に公開されました。
今回も続編もキャストは山田涼介さんをはじめ、一作目から続投する人は多いようですがそもそもなぜ続編を作ったのでしょう。
『第一作目の評価や収益が良かったからまた作ったのか?』という声もありますが...
というわけで、『鋼の錬金術師(ハガレン)』の実写版の続編がなぜ作られたのか、実写化の続編を作った理由や評価、収益を調べてみました。
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ハガレンの実写化の続編はなぜ作られたのか?
ハガレンの実写化の続編が作られた理由は明らかにはされていません。
というより、ドラマにしろ映画にしろ創作物が作られる理由というのは『作りたかったから』というのがほとんどなんじゃないでしょうか。
原作者が自分の作品を作る時は『こういうものを作りたかったから』でいいと思います。
しかし、それはあくまで原作者の言い分。
原作を別のメディアを使って広げるというのは何かしら理由があるはずだと思います。
今回の件で言えば、原作マンガを実写化した理由ですね。
ハガレンは原作が全27巻、完全版は全18巻で発行されていて完結済みの作品です。
アニメも評価も高く、海外での人気も高い作品になっています。
ハガレン関連の何かを出せば、当たるような状態だったんじゃないでしょうか。
ともすれば、実写化の続編を作った理由は売上だと思われます。
実際に実写版の第一作目の興行収入はかなりのものだったようです。
別に売り上げを目的に作品をつくることを悪くいうつもりはありませんが、原作ファンとしては売上より原作の世界観を大事にする人が多いようです。
ファンタジー要素もあり実写化が難しいとされているハガレンでなぜ実写化の続編を作ったのかが議論になっています。
果たして完結編となる今回の結果はどうなるんでしょうか。
ハガレン実写版の第一作目の評価は良かった?
ハガレン実写版の第一作目の評価が良かったから完結編も作ったのかという疑問もあるようですが、実写版の第一作目の評価は決して良かったといえるものではないようです。
もちろん何においても評価の良し悪しというものは個人によって大きく変わってくるものなので100%ダメだったと言っているわけではありません。
しかし、否定的な意見が多かったのは事実です。
酷い
✖︎
という感想しか見当たらない#Twitter#検索#ハガレン実写#実写版鋼の錬金術師— SAKAMOTO君 (@COLEST_Erlkonig) December 7, 2017
「実写ハガレン語る会」、賛否(否が多めとはいえ)様々な意見が飛び交ったが、「冒頭が本当にひどい」という点に関しては満場一致であった。「真剣に帰ろうと思った」「デビルマン級という言葉は軽々しく使うべきではないが、ここだけはデビルマンの高みに触れていた」などと強烈な感想が多かった…。
— ぬまがさワタリ@『ゆかいないきもの超図鑑』3/8発売 (@numagasa) December 3, 2017
私は実写版そのものを見たことがないので直接的な評価は出来ませんが、実際に見に行った人によるとかなり酷評されていたみたいですね。
ちなみにデビルマン級というのは、実写版デビルマンのキャストの演技や棒読みが半端じゃなかったため、実写化の良し悪しを判断する指標となっているようです。
つまり、実写版デビルマンくらいひどかったということですね。
そもそも原作マンガや原作アニメは基本的にファンは実写化されることは望んでいません。
現実ではありえない創作物ならではの設定やキャラクター、ストーリーにワクワクするのであって、それを無理やり実写化すると必然的に無理が生じてきます。
過去の実写化の例を見ても、あの世界的な漫画『ドラゴンボール』を以てしても実写化は酷評されています。
今回の続編となる完結編もすでに歓迎されていない雰囲気がありますが、前評判を覆せるのでしょうか。
ハガレン実写版の収益は?
2017年12月1日に公開されたハガレンの実写版の興行収入は11.1億円となっている。
11.1億円と聞くとスゴイ成功してるじゃんと思うかもしれませんが、実はそうでもないんです。
もちろん興行収入的には失敗ではないですが、実写化に成功している興行収入ランキング上位を見るとその差は歴然です。
第二位 るろうに剣心(5作品):193.3億円
第三位 デスノート(4作品)133.5億円
これらは複数の作品の興行収入の合計なので若干比較対象としてふさわしくないかもしれませんが、1作品単体だけでも『ROOKIES』の85.5億円には届きません。
ちなみにハガレンの第一作目は原作ファンというよりも主演の山田涼介さんを見に行ったというジャニーズのファンが多かったようです。
原作ファンよりもキャストのファンの方が多いというのは悪いわけではないのですが、なんだか皮肉な話ですね。
ハガレンの実写化についてのまとめ
ハガレンの実写化の続編を作った理由は明らかにされていませんが、恐らくは売上が目的なんじゃないかと思われます。
実写版の第一作目についても評価は良いものではなく、かなり酷評されているものが目立ちました。一部キャストのファンからは評価されていましたが...
興行収入も失敗というほどではないですが、大成功といえるものでもなく今回の完結編がどうなるかは蓋を開けてからのお楽しみになりそうです。
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